自分が子どもだった頃の記憶で、
幼稚園生くらいの時に渋谷のスペイン坂の所で迷子になった記憶があります。
気が付いたら母親が居なくて、
不安になりながら1つ1つのお店に入って探したけどいない。
さて。どうしようかとフラフラと、はぐれたスペイン坂に戻りボーッとしていたら母が血相を変えた表情で迫ってきたので、
私はちゃんと付いて行かなかった事を怒られる覚悟をしたのですが、
母の反応は、
「勝手に色々動かないでここで待ってて偉かったね!!」
と言って、今にも泣きそうな顔をしながら強く抱きしめてくれたこと。
私としては、怒られなかった事と、
実は色々1人でフラつき回っていたことの罪悪感と、なんとも言えない気持ちになったのですが、
母は自分が悪いことをした面持ちで抱きして、その後とても優しくなったこと。(笑)
あの日のランチで食べたお子様ランチのハンバーグの味は今でも覚えています。
今なら母の気持ちが痛いほど分かる。
・
以前の職場がファッションモール内にあり、
その上子どもが迷い込みそうな職場だったこともあり、何度か迷子の子どもと出会いました。
出会った迷子の半数くらいは泣いていて、
何数くらいは不安そうな顔、もしくはボーッとしたような表情で、私や連れてきてくれた大人たちの元で母親を待っている。
迷子のお知らせを聞いて、母親はすっ飛んで来ます。
勿論、のんびりあはは〜なんてノリで来る親はいなくて、冷や汗ダラダラな顔してます。
中には安堵から腰が抜けそうな人も。
母親が迎えに来てくれたので、
良かったね★
と、第一声を子どもにかけていたのですが、
今だったら間違いなく第一声は母親(や父親や祖父や…)に声掛けますね。
「ちゃんと待ってましたよ!良かったですね!安心してくださいね!」
って。
振り向いたら息子が居なくなっていたらと考えたら、たった一瞬でも悪い方に考え自分を責めてしまいそう。。。
顔面蒼白この世の終わりを見そうな気がしてならない。
行方不明の子どものニュースを見る度に辛くなるし、
今日のニュースでもあったのですが、保育園児の列に車が突っ込んだ事故などを見ると、保育園に登園させるのも不安になってしまったり、
小学生からは子どもだけで登下校…なんて考えるとガクガクブルブルしてしまいます。。。