2019年10月12日
私の住む地域でもかなりの被害が出ました。
川はいくつも氾濫し、山は崖崩れを起こし、
知り合いの家も結構被災しています。
我が家は雨漏り程度に収まりましたが、
それでも凄く慌てました。
そして今回の台風を経験して感じたこと。
人との繋がり大事
近所で子ども繋がりのネットワークを私はあまり持っていないと感じていましたが、
その数少ない数人が教えてくれる現在の情報がとても有り難く助かったのです。
実家が我が家の近所にある(500メートルくらい?)友人は、実家が浸水し始めたこと、川は氾濫したこと、山からも水が来ていることを写真付きで状況を教えてくれて、
家族が消防団に入っていたりして、この台風の中も動き回らなければいけない仕事をしている友人からは、土砂崩れの現場の写真や街や川の至る所の状況を写真で送ってくれ、
山近くに住んでいる友人は既に小学校に避難していて、その避難所がどんな状況かを教えてくれる。
我が家から見える光景では氾濫や浸水は見えなくて、
我が家から見える家々は避難している様子も見受けられなかったので、
それらの情報ってとても有り難いことでした。
そして皆んながどうしているかの状況を知れるのは、精神的にも心強かった。
停電
大雨が降ると停電になりやすいので、
とにかく停電に備えての準備をメインにしていました。
早い段階でご飯を多めに炊き、カセットコンロで鍋が出来るようにした準備をして、早めにお風呂に入り、お湯を溜め、LEDランプや懐中電灯の用意…
結果、我が家が停電になったのは夜に3分間だけでした。
なんだ良かった!と電気が付いたことに安心して寝ましたが、朝起きたら冷蔵庫が付いていなくて焦りました。
コンセントを入れ直したら復活しましたが、
1ヶ月前位に突然の停電(落雷)で炊飯器が壊れ、友人の家では大型テレビが壊れたので、停電が起きそうだなと思ったらなるべくコンセントは抜いておくようにしておこう。
そんな中息子の様子は
私が子どもの頃も同じ気持ちだったので分からなくもないですが、この"いつもと違う感じ"を楽しんでいるんです。
いつも仕事でいない家族が朝から揃っているしね。
避難しなければいけないかもなんて御構い無しにキャーキャーワーワー走り回っていて、
雨漏りしだした時も『ヤバイヤバイ♫』と、本当に最後に音符が付いたようなテンションで雑巾片手に走ったり拭いたりを繰り返していました。
スマホの警告音にヒヤヒヤする大人軍と、
『この音良い音♫』なんて呑気な息子。
風の音がピューピューなる度に、
『今の音なに??鳥の声かなぁ?❤️』
と平和な息子。
『忙しい忙しい♫』と濡れている廊下を行ったり来たり、階段を登ったり降りたり忙しそうにしている。
今怪我をされるのは勘弁してほしいので、走り回らないように注意するも、テンション上がりまくりで全然耳に入っていない様子。
はっきり言ってめちゃくちゃ疲れました。。。
息子への対策大事
今回私たちは避難所には行きませんでしたが、避難所に行ったとしたら、あのスペースに大人しくできるなんて思えません。
眠くなったり疲れてくるとグタグタして言う事なんて全く聞かなくなるし、あれしたいこれ食べたいお腹すいた喉乾いたと騒ぎそう。
そうゆう子どもへの対策も防災対策の重要な事の1つだなと実感しました。
子どもの目線に戻ってみると
あの頃私がワクワクしていたように、
家族が皆揃って忙しくしている状況はなんだかテンションが上がってしまうんだろうな。
自分も大人の一員になったかのように、一生懸命雑巾を片手に吹き回っていた息子は、自分の出来る仕事を良くこなしていてくれたと思います。
警告音や風の音を怖がるのではなく、良い音だとか鳥の声だとかいうので、私の気持ちもかなり癒されました。
どれだけ怖い事かということを思い知られるよりも、子どもは子どもの感覚で感じてくれて良いんだろうな。って。
大人は危険な事から守る動きをしながら、穏やかな気持ちで子どもには接しないといけないだろうなと感じました。