浜田広介記念館に行ってオニを堪能し、
途中道の駅で米沢ラーメンを食べた後は
大正14年に建築された製紙工場の繭蔵を改造した資料館で、
中では「鶴の恩返し」を元に作った映像「鶴女房」が見れます。
語り部の館では民話口演があり、方言での山形民話が聞けますが、午後3時までという事で間に合わず聞けませんでした。。。
あれこれ寄ってから来たので着いたのは午後3時をとうに過ぎていました。
ちなみに閉館は午後4時30分です。
語りには間に合いませんでしたが、
映像ホール「夕鶴座」で"鶴女房"という有名な鶴の恩返しに似た話の人形劇が見れました。
(この写真はパンフレットから)
他に客はいなかったので私たちだけの貸切です。
歌舞伎でも始まりそうなホール。
コンコン…コンコンコンコンコンコンと幕が開き、
人形劇が始まりました。
彼らが人形劇に登場する夕鶴座の皆さんです。
正直に言うと、私はこの手の人形が少し怖いんです。
なので息子もビビってるかなと思いきや、
途中途中に入る能楽の様なリズムの語りに合わせて体を揺らしてノッていました。
いやいや大した肝が座っているな。
"鶴女房"という名前ではありますが、
殆ど内容は"鶴の恩返し"と同じ。
…と言っても、鶴の恩返し自体もうあまり内容を覚えていなかったので違いが分かりません。
登場人物の名前が違う様で、鶴女房に出てくる主人公の男の名前が金蔵。
近くには珍蔵時というお寺があります。
男の名から金蔵寺と名付けられ、そして珍蔵時に変わったそうですが、その辺の事は詳しくわからりません。。。
お寺にも寄りたかったのですが、時間も遅くなり、外は雪が積もってきたので断念しました。
約20分上映された人形劇は、とても面白く真剣に見入りました。(リズムをとってる息子にたまに気がそれましたが)
なんで"つう"(鶴の女房)の言うことを聞かずに
扉を開けて見てしまったんだよ〜〜〜!!!!!!
と嘆かずにはいられません。
やっぱり駄目と言われたらどんなに気になっても駄目なんですね。
浦島太郎の玉手箱もそうです。
彼氏や彼女の携帯も勝手に見てはいけないんです。
子どもの日記帳や手帳も勝手に見てはいけないんです。
こっそり行うことに良いことは何もありません。
映像ホールを出ると、金蔵の家があります。
障子が閉まると機織りをしている"つう"の影が映り、カタカタと機を織る音が聞こえます。
2階3階は展示ホールになっていて、
2階は常設展示ホール
3階は特別展ホール
展示してある作品や、郷土玩具の展示がとても素敵でした。
特にこの絵とマッチ箱のデザイン画。
昔懐かしの玩具で遊ぶコーナーもあり、息子はけん玉やヨーヨーに夢中になってました。
そして何より夕鶴の里で1番印象に残ったのが、スタッフの皆さんのおもてなしです。
丁寧な説明をしてくださり、
帰りには皆さん揃ってお見送りをしてくださりました。
そして息子には小さなお土産まで。
中には小さな折り紙の鶴も入っていて、とても心温まりました。
心温まり外に出ると、おおブルブル!寒い!
山形(と山形弁)・雪(冷たい空気)・辛抱強く生きる男(もしくは女)の昔話
の三点セットはとても合う。
東北に来た!!!という感じがしてとても良かったです。
特に気に入った場所。
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