コビトスルヒト

筋トレが好きな7歳の息子との日々

STRAIGHT OUTTA COMPTON◆映画鑑賞記録

ここ1ヶ月位、モヤモヤしてます。

 

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・・・・

この映画を観たから。

4回も観たから。

最高に面白くてかっこいい映画。

私の好きな映画TOP10入りした映画。

 

私はRAPの世界には詳しくないし、あまり聴きもしないのですが

周りには好きな人が多いです。

なので、この映画が製作中からアメリカで公開された時、日本上陸の時、

頻繁にFACEBOOKやinstagramのタイムライン上で目にしていました。

皆が楽しみにしていて、皆が絶賛していたんです。

そして、私もすっかり魅了されました。

 

映画はN.W.Aという伝説のヒップホップグループの結成から解散、再結成・・・までのお話です。

私はこの映画を見るまでN.W.Aを知らなかったので、"思い入れのあるバンドの話"を観る私の友人達とは ちょっと感情移入が違います。

 

その為、1回目に観た時は、主役メンバーのイージーEとアイスキューブが同一人物だと思い込んで観ていたので ちょっと待て...どゆうこと?となったりしちゃいました。

 

↓ネタバレ含みます。というかネタバレだらけです。↓

 

カリフォルニア州コンプトンという街で育った5人。

コンプトンはギャング抗争があったり、麻薬売買が盛んに行われているスラム街。

警察は黒人を見かけるだけで 彼らをギャングや密売人だと疑い必要以上の暴力や逮捕を繰り返し、社会問題になっている。

彼らも、ただ外でハンバーガーを食べていたというだけで、疑われたり。

 

その頃起きた"ロサンゼルス暴動"

1992年、本当に起きた暴動です。

スピード違反をしたロドニーキングを多数の警官らが暴行。

この映像が何度も出ます。

そして、ロドニーキングを暴行した警官が無罪になり、

それがきっかけで暴動が起きます。

死者 53人。負傷者2000人以上。

放火件数 3600件、破壊した建物1100件。

それがロサンゼルス暴動。

このシーンもとても考えさせられます。

「反対!!!反対!!!」とボードを持って歩くデモとは全く違います。

そして これが映画の中の世界ではなく、

本当に起きたことだと言うこと。

 

 

N.W.Aは、Dr.ドレー率いるラップグループ。

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元麻薬密売人をしていたイージーEがボーカル。ドレーに歌ってみてと言われ 一発目に歌った時は メンバーに失笑されますが、

ドレーには気に入られ 気がつけばカッコいいボーカリストに。

アイスキューブは 真面目な優等生風な感じから入りました。

他の2人は…あまり覚えていません。。。

 

彼らに目をつけたのがジェリーヘラー。

ジェリーに誘われて 彼がマネージャーとして  レーベルを立ち上げます。

このシーンを見たとき、ジェリーは工場で働いてる低所得のおじさんが一発千金を狙いに声を掛けてきたのかと思っていたのですが、

調べてみたら 彼はベテランビジネスマンだったようです。

 

社会に反発するラップ 

"FUCK the POLICE" が大ヒット。

過激なリリック(歌詞)はFBIに目をつけられ、ライブで歌った時点で即刻拘束する。という事態に。

まぁそれでも、彼らは歌い 、ライブ中にFBIの発砲。拘束されます。

 

この時のライブシーンが凄くカッコいい。

アイスキューブ、カッコいい。。。

 

メンバー間で金銭問題をキッカケに 

アイスキューブが脱退、ドレーまでも脱退。

ドレーがその後手を組むジュグナイトという人物が凄く怖いんですが、実際は映画以上に怖かったというから失神もんです。

 

ドレーを解放しないイージーEにシュグと その仲間(?)はリンチをし力づくでドレーを自分のレーベルへと。それがデスロウレコード。

私でも聞いたことのある"2パック"や"スヌープ ドッグ"はこのデスロウレコードから出ているグループだそうです。

 

作曲(?)をしていたドレーが抜け、

作詞をしていたアイスキューブが抜けてしまったN.W.Aは どんどん落ちていき、

イージーEはまた麻薬(大麻?)の密売を始めるほどに。

 

そしてジェリーヘラーに騙され 長いこと収入を誤魔化され奪われていた事を知り、

夜の街を車で走らせながら 超大物になり街に貼られた大きなドレーの広告を見て物思いにふけるシーンは涙がちょちょぎれます。

ジェリーと手を組む前、皆んなで仲良く楽しくやっていた頃を懐かしんで。。。

 

そんな中、イージーEはアイスキューブと再会。

お金の事やグループの事で揉めた相手ですが、

謝罪するイージーEをすんなりと受け入れてくれるアイスキューブ。

ジェリー抜きで、またドレーを誘って昔のようにやろう!と手を結びます。

 

続いて ドレーに電話を掛け 和解する2人。

この電話のシーンも切ないです。

そしてなんとなく、"イージーE死にそうだな"と感づきました。

[ラバンバ]という映画でも主役のリッチーが、ツアー先から兄に電話し 和解。

そして再会をする前に死去。。。という流れがあったのですが、そんな感じ。

 

そう、そして、ドレーとも和解し、

また昔みたいに戻ろう!!!と再結成を約束。

遂にまたN.W.Aの再結成が見れる!

…と思いきや、

イージーEのエイズが発覚。。。

 

発覚から僅か1ヶ月で彼は亡くなってしまったのです。。。

このエイズを医者から伝えられるシーンでは 

ビックリしすぎて口が塞がりませんでした。

死んでしまうんだろうなとは なんとなくの感で察していましたが、死因がエイズだとは。

だって この時 イージーEの奥さんのお腹には赤ちゃんも居たんです。

 

イージーEが元気なうちにドレーやアイスキューブと再会を果たせず悔しい気持ちも残りますが、

こうなる前に和解できただけでもまだ良かった・・・んですかね。。。

 

イージーEが他界する前に残した手紙

”俺には無数の若いファンがいる。

エイズについて彼らは学ぶべきだ。

俺の病気を無駄にすることなく

これをきっかけにエイズを知って欲しい

俺を支えてくれた人に 心から感謝する。”

 

翻訳文よりも本文の方がグッとくるので本文も

"to need to each and everyone of his fans and loved ones.

I just feel that I've got thousands and thousands of young fans...

that have to learn about what's real when it comes to AIDS.

I would like to turn my own problem into something good...

that will reach out to all my homeboys and their kin.

much love to those who have been down for me.

and thanks for your support..."

 

最後のエンディングまで最高なので、

これを映画館で観た人はエンディングは勿論のこと、終わった後しばらく立ち上がらずに余韻に浸っただろうなと思います。

 

そして見終わってからしばらく気になったのが、

奥さん、そしてお腹の中にいた赤ちゃん、それから今まで関係を持った数々の女性達に感染がなかったのかということ。

(イージーEは6人の女性との間に7人の子どもがいるらしい)

結果、感染はなかったらしいのですが、

ネットで調べた時に

”シュグがスタジオでイージーEを襲った時に、エイズ菌を体に入れこんだ”

という内容のことも目にしてしまい、どんよりした気持ちになりました。

事実ではないということになっていますが、

もしかしたらそうかもしれない・・・と考えたら言葉にできないモヤモヤした気持ちがわき上がり、運転中や寝る前にボーッとそのことを考えてしまって。。。

 

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そんなシュグナイトですが、Wikipediaによると、

何度も銃撃されていて、瀕死状態の時さえあったのに生還してます。

凄まじい生命力です。

そしてこの”STRAIGHT OUTTA COMPTON"の撮影時には

撮影現場でひき逃げ死亡事故を起こし、殺人未遂で逮捕されたようです。

ひえ〜!!汗

 

ちなみに本人ソックリなアイスキューブ役は、

アイスキューブの息子らしい。

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この映画を観たことを ブログに残したいと思い、

映画を観た直後から書いては書き直しを繰り返し

気がついたら書き終わるのに1ヶ月も掛かってしまいました。

 

言いたい事がありすぎて、どこを書いていいかわからなくなり、

ごちゃごちゃになってやり直し。

 

ああだこうだと かなり長い記事になってしまいましたが、

結局は この映画の面白さを、誰かと共感したいんです!笑

 

Netflixにあるので、ちょっと興味が出てきたよって方は是非見てみてください!

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